究極のウルフとは・・・
今回EVHホッシーノさんとのコラボ。Vol1はPeaveyウルフの試作という事で一旦中締めをさせて頂いた。
しかし、本当のホッシーノさんのゴールはここではない!
ランドマークとしては確かに必要な試作機ではあるものの、ただ単にプロセスの途中でこうなったに過ぎない。
では CLUB EVH Special Products!の目指すゴールは何か!
(ホッシーノさんの本機解説へリンク)
究極のウルフとは・・・
ヒントはすでに公開されていた。
実はヘッド部のアップ写真で一部の方は気づいていらっしゃる様だが、
この写真で判る方はかなりのEVH通か、私のHPを熟読された方に限定されると思う。
現に、ウルフ一筋の型には気づかれていない。
実はフランケンレプリカには必須の超レアアイテム”クラウンペグ”が採用されている!
そう、本当のゴールは
世にウルフをベースにしたフランケンストライプ柄はあるものの、
”もっと極めたい!” と氏が温め続けた構想(妄想?)が始まり。
ホッシーノ氏が愛して止まないWolfgang。そして何よりもヴァンヘイレン本人も愛して止むことがない。
ヴァンヘイレンの歴史をギター的に前期と後期で分けるとすると、デビュー〜5150までが前期、ウルフを
使い始めてからが後期として分かれる所であり、意外と、ウルフ系とフランケン系で好みが分かれる傾向がある。
もっとも、ウルフは市販で買えるがフランケンは自作するか法外な料金を払うしか術が無い為、全く別扱いになったと思う。
フランケン派は、エディが自ら組み立てた、まさにエディ本人が気に入れば一般市販はどうでも良いという潔さ、
エディ本人を感じ取れる所に惹かれ、ウルフ派はサミーヘイガー期以降のサウンド追求に極めたいという思いがあると思われる。
もちろん他のご意見もあると思うが、趣味の世界なのでどれも正解であろう。
ホッシーノ氏にとってギター的には後期ウルフファンであるものの、ヴァンヘイレン全てを受け入れており、フランケンに対しての
思い入れも深いものがある。いつかはフランケンを・・・と気持ちは受け入れつつも、やはりギターはウルフが一番!
ではどうしよう・・・と長年思い続けた結論が、フランケンのエッセンスを詰め込んだウルフの作成である!
世にフランケンストライプを採用したウルフは存在する。もちろんエディ自身も現行EVHウルフで同様のストライプを使っている。
が、ホッシーノ氏の情熱はそこで満足しない。「ストライプが入ればフランケンって物じゃない!」という事だ。
他にもフランケンを極めたビルダーさんはかなりいらっしゃるとは思うが、ホッシーノさんの頼み易さもあり、
僭越ながら私がコラボを勤めさせて頂くことにした。私としても興味深々である。
さあ、どんな仕上がりになるか!
スタートはこの状態。 すでに公開されている、 Peavey EVH Wolfgang プロトモデル 詳細は一つ前のページで取り上げた通り。 |