GRECO SE1000 逆レリック

GRECO ProjectシリーズのSE1000N
しっかり使い込まれた天然レリック!と言うよりはもう汚い。
正直扱いが悪かったように見えてしまうこのギターを新品再生。
通常であればリペア程度のメニューですが、復元レベルがリペアを超えているので
改造扱いとなりました。




ご本人の訴え 診断結果と修理メニュー
@ブロンドにリフィニッシュ。(非標準色)
  オールラッカーでレリックなし!
Aフレット交換
Bその他、後日リクエストが来るとの事
@塗装剥離〜リフィニッシュまで実施する
Aフレット残は3分か4分。交換が必須
Bナットは継続使用不可。
Bボディ打痕はできるだけ埋め、限りなく
  新品に戻す。つまり逆レリックww

まずは情態です。
 ボディトップで
一番大きな傷
指板もいい感じで
使い込まれている
Grecoロゴが削り
落とされている。
ナットはこれでは使えない。 なんとレアな!
西ドイツ シャーラー2タン!
バック側は大きく
塗装が剥げている
バックル傷も多数
1弦側ホーンも剥げている ボディ内最大の
打ち傷!
なんと、ストラップピンが
外れそうだった・・・
ネックポケットには
謎の削られた様な跡が!
サーキットは普通な感じ。
シールド線も当時っぽい
ピックアップ キャビティ内はブラスの
板がアースに落ちていた
塗装膜は0.1mm程度の
ウレタン塗装。
カタログではラッカーのはず
いかにもこの時代のポケット。
セレクターの落とし込みが深い
バック側。



BODY加工

NECK加工

塗装

アッセンブリー

完成!