日本での雑誌等ではフランケンレプリカとも表現されるこのギターは
米国ではADギターとして称される。Kramer社の広告用として使われたからだ。
このギターは1983年のブラジルツアーで使われたが、その後公の場では登場しない。
そんなコアなモデルを再現したいと思うが、ハードルが意外と高い。
●写真や詳細仕様もフランケンや5150に比べ極端に少ない。特に裏面
●ボディ形状やヘッド形状は他のどれにも当てはまらない特殊な形状。
しかしなぜ短命に終わったのか?勝手に推測してみる。
@ Kramerの知名度アップだけが目的だった?
Kramerがエンドースするにあたり、フランケン風なKramer製ギターを
持つエディを広告塔にしたかっただけ。
エディとファンを甘く見たKramerは即却下されたか?
A エディのメインが5150に移ってしまった説
Kramerが用意した広告塔のADギターをやめ、Kramerパーツを
エディ流に仕立てた5150をKramerが認めるだろうか?
それは自分たちが用意したギターは満足されなかったと言う証拠か?
B フランケンのスペアとしたが満足されなかった説
時期的にはフランケンがメインの頃、スペアギターとしてKramerが用意
したが、満足度はフランケンに遠く及ばなかったのだろうか?
AB共に言えることだが、
エディには自分の感性を自分でギターに反映させられる人だ。
だったら、5150を作る以前にADを改造し続けていたのではないか?
でもそれはしなかった。
なぜか?
C 実はADには致命的な欠点があった!
このギターはフロイドのスタッド部に致命的な欠陥がある。
ブラジルツアーだけで壊れてしまったかもしれない!
と、私は考える。