ネックの加工記録です。
寒い時期に始めたので塗装が遅れると思います。
(元々進捗が遅いのですが・・・)






@フレット抜き(2009/1/23)

百均で買ったクイキリを加工。
そんなにフレット抜かないから使い捨てでいいや!って感じで使いました。
あと2・3回は使えそうww

フレットを打ってから塗装するので、抜いた後は細かな塗装カスが辺り一面に飛散!なおこの時点でジムダンロップ6100番を入手済(1500円オク)



A塗装剥ぎ(2009/1/24)

ラッカー塗装なのでアイロン技は使えない。
紙やすりとスクレーパーを駆使して剥ぎ取った。

いい飴色だったんだけどな〜、
フランケン用じゃなかったら絶対このまま使うんだけどな〜
と、心が叫んでいた


R






R






R


B指板アール変更

とりあえずパワーポイントでこんなゲージ作ってみました。
現状が250Rだったと確認。

じゃあ300Rってどのくらい削るのか数値化。
250Rと300Rって0.255殆ど違わないって、改めて認識。

もしマッ平らにするならセンターで1.523mmも削らなきゃいけないが、FRTのロックナットを見るとRが位付いているから、300Rに落ち着かせる。
0.255って削る必要あり!?
正直、弦高を6弦で1.5mm以下に詰めていくなら0.255ってでかい。私は弦高ギリギリ派なので、ここはきちんとやります。
指板R加工終了。

厳密にRは測れませんが、上のゲージによるとこんな感じでしょう。
きちんとやるといった割にはいい加減(爆)































ネックエンドもストレートに加工。

これ以上はロッドがあるので止めました
削った時に出たメイプルの粉末とボンドを混ぜて、
ストリングリテーナーのビス跡を埋めました。

写真は埋めた直後。

それにしてもぺグシャフト穴が汚い!
若い頃にドリルが無いのでリーマで現物あわせをした残骸です。
でもこれを仕上げたらグラグラになるので、もうこのまま!
ここから塗装乾燥までが2009年3月20日。

この部分、本人機は意外と絞り込まれているので追加工
ここも若干違うので加工。
その他も修正を実施




























































ロックナットをどこまで落とし込むか、事前測定。
弦が当たる位置とロックナット底面間を測定。
6弦:5.25、5弦:5.63、4弦:5.78、
3弦:5.85、2弦:5.66、1弦:5.23(もちろん、誤差あり)
そこから、フレット高(仕上がり1.0として)と、ナット溝はフレット高よりも0.15〜0.2高くするのがいつもの狙いなので、
それらを引くと、ロックナットをつけるために落とし込まなければならない寸法は4.1mmと判断。
0.1までは加工精度が(ヘタだから)出せないので4.0mm
ナット部を落とし込むことにする。
指板面から4mm落とし込むラインをあらかじめ引いておく
カットは何を使っても良いと思うが、私はとりあえず小型のノコギリでちょっと余裕を持たせた位置を切り出す
ヤスリできちんと狙い通りの形状に仕上げる
ロックナット貫通穴の位置出し
表からまずはφ2.5で穴あけ。
このために買ったといっても過言ではないボール盤を使って真っ直ぐ空ける。
とはいえ、ネックは裏が丸くて平らには置けない。
そこで、一度平らな木を置き、そこに平らなヘッド底面を
押し付けるようにネックを保持した。
これで垂直空けができる。
ボール盤が無い場合は、表同様、裏にも位置出しをし、表から2mmで、裏から2mmで途中まで穴を空け、穴ズレを補正するように空け直すと良いとdes2師匠が仰っていました。
一応2.5mmの貫通状態をチェック。
この後、ボルトが通るようにφ4.5mmで穴を広げる
ボルトの頭が通る様にφ8.0で途中まで穴あけ。
写真を撮り忘れたので、実は塗装後に撮影ww
φ8.0は2種類のビットを使った。
最初は通常の三角型先端の木工用。
これだとビスの当たる面が斜めになるので、下の先端がM型になった物を使った。
これで完全ではないが、きちんとビスが利きそうな面になった





















塗装前の足付け。240番で軽くサンディング
WATCOオイルを塗布。
ストーブ用薪小屋で乾燥。
実は昨日まで後ろに一軒家があったが解体されたので
風通しがメチャクチャ良くなってしまった。
暫く埃っぽかったので乾燥もできなかった。

今は薪を使い切ったので乾燥するには最高の場所!

30分位してから布でふき取り。
この後ふき取りに使った布はびしょびしょに濡らしてブロックの上に放置。(発火する可能性があるらしい)












































































2009年4月17日
一度フレットを打って気がついたが
フレットのタング幅が溝幅よりも微かに狭い。
つまり、フレットをがっちり食い込ませられない!
よって、溝の再形成からやり直すことにした。

まずはフレットソー替わりに買ったノコで溝掃除
フレットソー替わりに使ったノコはこんな感じ。
アサリが無いのでノコの板厚と切り幅が同じ0.4mm。
替え刃式で860円でした。
刃の高さも若干低い感じです。
きれいになったフレット溝!
STORKさん式によるゼリー状瞬間接着剤による
溝埋めを実施。
2009年4月19日
瞬間接着剤といえども一晩寝かせた。
改めて埋まった溝の掘りなおし。
接着剤が指板表面にも付いたので
紙やすりで落とす
サンドダストが溝に残るのでお掃除!
フレットを打ち込みました
はみ出したフレットのカット。
ニッパーやクイキリではラチがあかないので
大きなニッパーを購入。
ちょっと高かったけど作業が楽なので買った甲斐が
あった。
切りカスとフレットの残り。
これしか残らなかった。
22フレットだったらアウトだった!
あっぶねー!!
荒削り完了。
残るはフレットエッジの処理。
これがまたチマチマしてて面倒なんですwww
2009年4月22日、エッジ処理敢行!

エッジ処理はこんな程度で十分です。
どこかの国産メーカーみたいにすんごく時間かけて
ツルリンとまんまるくする必要は無いでしょう。
ASS’Y 例の実物大図面を取り出して、
テンションバーの位置を確認
組みあがりはこんな感じです。
ちゃんとクラウンボタンのペグを付けました



















エディの写真からタバコ焦げの配置を作り、それ通りに置く。
タバコはネット上で調べられる限りエディが愛用している(た?)Winston。
日本で売っているものではなく、わざわざアメリカから仕入れた。

私はタバコを吸わないので、残ったものは全て無駄となるww

なお、作業の詳細はこちらを参照して下さい。
焦がしている様子です。

ここにもちょっとした工夫が・・・
こんな感じに仕上がりました。

これにてネックは完成です。