BODY

ボディ製作記です。ボディの切り出しから作るのは初体験ですが
まずはシンプルな形状なので失敗を覚悟でトライ!

こちらが入手したボディ。
ホワイトアッシュ1P!
F社カスタムショップでさえなかなか1Pはありません!
こちらが木口。写真の下になる木表をボディバックに
もって行きます。
現状では47.5mm。
これをブロードキャスターの平均値である44mmまで削る。
塗装分もあるので、木の仕上がり目標は43mm程度。
電動カンナで荒削り
手カンナで仕上げ。
正直ヘタクソ!
43.5mm。まあこんなもんでしょう。
STORKさんのサイトからボディ図を拝借しました。
こーのさん、(勝手ながら)ありがとうございます
昔の雑誌に掲載されていた寸法図。
実はこーのさんの図面とも若干違う。
で、双方の寸法を基に、THE BLACKGUARDの本にある写真を原寸大に加工。
上の2枚の図が無ければ実寸大が正確に出せなかった!感謝です。
手持ちの部品を置いてみる。
いい感じです!が!
コントロールプレートの長さが違う!
これは作るしかない・・・・
3mmベニヤをテンプレートにしてトリマーで外形を抜く。
その為に、ベニヤ上に等身大ボディを書き写す。

まずはベニヤにカーボン紙を乗せる
等身大を乗せてセロテープで位置ずれ防止。
外形をトレースしていく。
図面から追うよりは現物勝負と一緒なので
結果的に正確でカンタン!
書き写した直後。
ボディセンターだけは忘れてはいけない!
主要パーツも書き写す。
実はピックガードもベークライトで自作する予定なので・・・
手書きトレースをきちんと清書。
判っている寸法で確認したが、とっても正確!
偶然が重なると恐ろしいものです。

ちなみに、現行品やTL50として売っている物とは
左ホーンの膨らみ、ネックポケット左のホイップするカーブ、
それからコントロールプレートの位置(!)
が違うはず。

本物のブロードキャスターからトレースしたから負けない!
これから屋外で切り出し。すでに16:00を回っていたので
写真が薄暗くなり始めている
ラフカットはジグソーで・・・
動作も音もミシンと一緒で、さほどうるさくないです
ラフカット後。
ここからは屋内。外はすでに薄暗くなっている
ヤスリで微調整。
ここのカーブが大変。丸棒やすりも出動!
仕上がりはこんな感じ。
ブロードキャスターはネックポケット周辺が実にイイカゲン!!
写真の左と上の部分は直線が無い。
多分手作業・・・もちろん、そこも忠実に。
ネック側面とボディ側面が当たる、右と下の辺はさすがに直線。
等身大写真に置いてみる。なかなか良い感じ♪
今回ボディが1Pなのでセンター2Pと違って真ん中が
判らなくなる。
そこでセンターのボディ上下にベロを出しておいた。
このまま加工をして最終段階でボディからベロを切り出す。
テンプレートと木もここでビス止めする予定なので、キャビティ
等を後からやっても位置ずれしないはず。
穴を空けたところ
ボディ材に乗せる
上下のベロは再固定も考えてビス止めしておく。
外形をトリマーで届く限りカットした。
正直うまくいかない。ていうか失敗!
ざぐりはOK
ジグソーでしっかりと切り取る
型に抜けたところ。
ジグソーが意外と垂直に切れていない為、若干ボディ内側に
切り込んでいるところも・・・ショックでした・・・
さあどうする?
とりあえずテンプレートに合わせてトリマーの届く範囲を
しっかり垂直に。
色々と忙しくて・・・・
やっと外周の仕上げに入りました
裏面の状態です。
暖かくなってきたので作業効率はいいのですが、
ちょっと外周が2mmから3mm位小さくなってしまいそう・・・

当時はそのくらいの誤差は普通なので、とりあえず良しとします
ボディ外周も形が整い、ネックのラフカットまでできました。
それにしても放置が長すぎた・・・