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フロントピックアップの仕様
エディのフランケンに搭載されているフロントピックアップはマイティマイト製の赤いピックアップである。
が、まずこの現物を入手する事は不可能に近いであろう
この入手困難な状況を乗り切ることが当面不可能であるならば、
同じ素材で同じ外観の物を作れば、まずはレプリカとしては合格としたい。
その材料追求プロセスはリネンフェノールのページで紹介するとして、
本物のピックアップの代替として手に入れたリネンマイカルタによる作成過程を紹介する
では加工開始!
フロントピックアップは在庫品。 これからリネンフェノールもどきに改造する。 素材として大事なのは、全体を樹脂で一体成型したものではなく、 6本のマグネットを上下のプレートで挟み込んだタイプを選択する事だ |
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3mm厚のリネンマイカルタ、525円 |
素材の様子 |
これがレッドリネンマイカルタ。 2枚で525円、厚さ3mm。 これが一番薄い素材。 購入はこちら リネンは亜麻繊維、麻をクロスに 編んだ物を積み重ねてフェノール樹脂 で固めている。 |
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少しずつめくる様に1層ずつ剥ぐ |
トップ側の目標は1.5mm厚 |
積層している麻の層間を狙って彫刻刀 を差し込み、少しずつめくる様に1層 ずつ剥ぐ。 1.5mmにするまで約30分かかった 良いカンナがあって腕に自信があれば その方が速い。 材料の固定は確実に! くれぐれもケガに注意! |
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穴センター位置出し |
右の木工用ビットの方がキレイに空く |
寸法を取り、穴あけをする。 ドリルを無造作に当てるとポールピース 周辺に麻のささくれが大量に出てしまう 為、右の木工用ビットを使う。 写真の違いを見て欲しい。 ドリルも速度可変でゆっくり空ける方が 良い |
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穴あけ直後 |
ルーターで微調整 |
5mmビットで穴を空けてから、 ハンドルーターでポールピースが ギュギュッと少し硬めに入る様、 現物あわせで調整する |
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トップ側完成 | ||||
目標2mm |
寸法出し |
ボトム側は厚さ2mmを目指し、トップと 同じように削っていく。 途中のプロセスはトップと同じ |
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この作業はコイルにカスめてポールピースの抜き差しを行う為
断線の可能性が極めて高い。
元々配線をしないピックアップなので音が出なくても構わないと割り切る事も必要だ。