リッチーの74ストラト、ちょっとかじった方なら、このボリュームノブが
”VOLUME”ではなく、”MASTER”である事はご存知だと思う。
このノブが無い!手に入らない!あってもべらぼうに高い!
そもそもなんでMASTERなの?って事は抜きで、MASTERノブの事を調べてみた。
実は、このMASTERノブはちゃんとFender社が作った物で、
70年代後期のSTARCASTER(スターキャスター)に取り付けられていた。
このギターが、2V2T+MASTERの構成となっている。
拡大すると
こんな感じだ。
ところが、このMASTERノブは瞬間的にしか採用されていない。
その前後は
ノブだけ拡大すると、
こんなFマーク付きのノブになってしまった。
そもそもSTARCASTERをご存知の方はどれだけ居るんだろう?
しかも、日本ではごく限られた時期に一体何本売れたんだろう?
売れてないギターの補修パーツだって当然潤沢には用意されない。
だから、
MASTERノブは異常な程、極端に流通量が少ない。
ところが、最近STARCASTERが再生産される事となり、チャンスとばかりに喜んでみたが
実際発売されたモデルは
こんなんで、
拡大すると
はい、ソンブレロノブになった以上に、MASTERがありません。
結論。
残念ながらMASTERノブの入手は
非常に困難!
と言う事でした。