エディ本人が2012ツアー以降、日本ツアーでも主に使っていたEVHウルフガング。
気になるのはフロントピックアップ脇に取り付けられた赤い物体だ。
音をミュートさせるスイッチと言う事は、すでに広く知れ渡っているのだが、
市販のウルフガングにはいつまで経っても搭載されないまま。
D2Hとは違って気軽に使えるし、熱望するファンは多いのに・・・・
エディ本人機以外は改造するしかないので、これをレプリカしちゃおうっていう企画です!
東京ドームでの模様 ギターに注目!赤いスイッチが付いている。 これを押した瞬間のみミュートする、いわゆるキルスイッチだ! このスイッチ、 工場勤務経験のある方ならピンと来るかもしれないが、 良く操作盤等に使われている頭の光るスイッチそのものだ。 それを知っている人には何ら苦労せずに探し当てられる。 こんなのや、http://www.idec.com/jpja/products/Catalogs/Switches/A6/index.html こんなのや、http://www.fa.omron.co.jp/products/family/1105/ みたいに。 もちろん、そんな高価な物ではなく、数百円から、高くても1000円以下。 とってもリーズナブルにエディに近付くことができるアイテムである。 |
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こちらが購入したスイッチ。 MISUMIの配電盤用だ! |
スイッチ!配電盤用は規格がきまっているので サイズ選択には困らない。 取付け穴はφ16.0mm |
いかに一般的な部品か、 そう、こんな所にも色違いが 使われてますね♪、そこら中にあります。 |
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裏蓋はライヴで確認したところ、 PUセレクターと同じカバーだった。 ざぐり形状はPUセレクター と同一であろう。 |
←訂正 ライヴを見た感想はそうでしたが、 実際には同形状ではありませんでした。 詳細はこの後で。 |
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これまでは左の写真のPeaveyにて スイッチの取付けをご紹介してましたが、 いよいよEVHウルフによる改造が完了 致しましたので、以下にご紹介致します。 しかもステルスブラックなので まんまエディの仕様です! |
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まずは位置出し。Peaveyで調べた寸法 を基に、マスキングテープ上で罫書き。 ステルスブラックは傷が付くと補修できない ので、完全に養生しています |
使うのはφ16oのビット。 センターを合わせて、周辺がキューっと 一周キズ付けたら一旦ストップ |
マスキングテープをキズ付けた通りに 丸く剥ぐ。もちろん、Φ16mmの 穴になる |
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この時点でΦ16oの塗装を剥ぐ。 万一チップしたらステルスブラックは 補修が難しいので、ここで慎重に進める |
Φ16oの穴を空けたら(まだしっかり貫通は していない)PUセレクターの蓋を裏面に 置いて、カバーの位置を決める |
上の日本ツアーの写真を参照に、ストライプ の位置を確認しておく・・・・が! 裏蓋がラインにかかってしまった! |
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どうやらセレクター用裏蓋とキルスイッチ の裏蓋は違うらしい。 なので、写真からおおよそ逆算した 長さ65o、幅40oの裏蓋とした。 |
セレクターの、裏蓋とキャビティの位置 関係を参考に、キャビティの大きさ を決める。小さな穴は表からの貫通穴。 カーブトップに垂直な穴はセンターからズレる |
キャビティを空ける。 もうちょっと深さを追い込む事になる |
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キルスイッチ取付け穴が貫通 した所で、あらためてスイッチを置いてみる。 ん〜良い感じ♪ |
裏蓋の嵌る部分を2o掘り下げる。 |
そして裏蓋を作成。2o厚だ。 左右逆に付けてもちゃんとはまって ビス位置も完全一致になる様に追い込む |
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シールド用の薄いステンレス、シール付。 はい、流し台の補修用テープです。 安くて良い物は積極的に採用します♪ |
配線穴を、コントロールキャビティから キルスイッチキャビティに向けて 貫通させる。 |
キルスイッチから見た場合。 バスウッドは柔らかくて、この手の 加工が非常にやりやすい! |
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シールド板を張る。蓋と導通する様、 ビス位置まで引っ張り、かつ配線穴 は避けておく。 |
裏蓋にもシールド。 これで完璧! |
ポット側の配線を追加。 キルスイッチはジャック直前のホットを アースへ落とすので、この位置に。 |
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キルスイッチを取付け、はんだ付け。 シールドへビス止めをし、シールドが アースへ落ちる様にする。 これ忘れたら意味なしw |
しっかりと取りついたスイッチ。 この時点で、PUに金属をポンポンと しながら、キルスイッチの効果を確認する。 |
これにて完成。 ガチガチに巻いた養生を剥ぎ取り 組立てを始める。 すると・・・・ |
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こんな感じに仕上がりました。 どうです? エディまんまでしょ? |
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カメラ故障中につき ピンボケが惜しい! |
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裏蓋はこんな感じです♪ |