ヘッドライトの曇り取り

車ネタですみません、ヘッドライトの曇りを取る方法をまとめたので
参考にして頂きたい。
2年近く前に3万ほどかけて業者にお願いしたが、1年で曇り始めた。
クレームで対応できないかと相談したが、不可との事だったので自分でやることにした。
1年前にデミオでやった経験があったからだ。

まずは結果から。2時間ほどで仕上がる

左ヘッドライト 右ヘッドライト
Before
After

準備するもの
●マスキングテープ、12o以上の幅を1本
●耐水紙ヤスリ800番 1枚(濡らすための容器も)
●新聞紙、1日分〜2日分程度
●きれいなタオル(再起不能になります)
●2液性ウレタンスプレー(クリア) 1本
総額2500円くらい。かかっても3000円以下と思います

事前処理
800番の耐水ペーパーを水に濡らしておく。
実際に使うのはこの半分程度で充分
ヘッドライトを外せるなら良いが、外さないでできた方が効率的だ。

ライト周辺をマスキング。これはペーパーがはみ出したときに
周りの塗装やメッキを傷つけないため。
磨き
耐水ペーパーはこのくらいに小さくする。
これ以上大きいと、うっかり目の届かない所で塗装を傷つけるから。
そしてこのサイズで充分だから。

まずはクルクルとムラなく研ぐ。

ムラが出たり、深い傷を付ける事があるから、ペーパーは力を入れて
押し付けてはいけない。

力を抜き、滑らせるように研ぐ。
磨き始めてすぐに黄色い水が出る。
ライトの黄ばみが削れている。
縦方方向、横方向と、研ぐ方向を変えて研ぎ漏れが無い様にする
タオルで拭き上げるとこんなに汚くなる
しばらく乾燥させる。しっかり乾けばOK

800番なのでこのくらいは曇るが、いわゆる「足付け」の為にはこの位必要だ。
この時点で曇りが黄色ければ研ぎ不足。

800番なんて粗くていいの?と言われるが、これ以上細かいと食いつきが落ちていき、
塗装剥離の原因になる。

ちなみに、ラッカー塗装のギターで足付けをする場合は600番。
塗装
2液性ウレタンスプレーを用意する。
2液が混ざると何時間か以内に使い切らなければならない。
ラッカーの様な揮発ではなく化学反応で硬化する為、
2液が混合した瞬間から硬化が止められなくなるからだ。
混ぜ方や使用期限は説明書に従う。

1本あればクルマ2台は処理できそうだ
しっかりマスキングする。
フロントガラスも忘れずに!

水研ぎの時に新聞紙を巻いてしまうとビショビショになってしまうので
このタイミングでカバーするのが良い。
1発目。
1発目を厚く塗ると小さなクラックがビッシリ入るので軽く吹いておく
2発目。
そこそこ厚く吹く。ただ、厚みよりもムラが出ないことを意識する
3発目
もう充分だろう。
4発目
今回は仕上げの磨きをしないが、するかもしれないのと
スプレーが余ったので吹いてみた。
マスキングを剥がすと完了!
ここまでおおよそ2時間。
比較用に最初の状態。
生き返ったことが判る。

この方法でデミオに施術し、1年が経ったが
常に野ざらしだが全く劣化していない模様。