Jimmy Page's
Dragon Telecaster

Led Zeppelin ジミーペイジの通称「ドラゴンテレキャスター」

ジミーペイジがヤードバーズ期〜ツェッペリン初期までの、
レスポールを入手するまで使っていたテレキャスター。
天国への階段のソロパートでも活躍していた名機である。

私は個人的に、ストラトキャスターをロックの名器にしたのがジミヘン
の功績だとすると、レスポールのそれはジミーペイジだと思う

そんなジミーペイジは世間からはレスポール使いのイメージが強い為、
ドラゴンテレはコアなペイジファンを除くと、ZEPファンといえども
その存在を知らない場合も多い。

サイケデリックなドラゴンペイントはペイジらしいが、友人が勝手に
ペイント追加したせいで鳴らなくなった為にお蔵入りになったとか。
おかげで短期間しか使われておらず、残っている写真や映像が
極端に少ない。
あの分厚い写真集、「Live Dreams」ですら1枚も掲載されていない。

このコーナーは、わずかな写真からドラゴン模様を解析し、
よりリアルなドラゴンテレを再現したいと思う。

目指す精度は85%〜90%!


これが出来上がった状態。以下に作成記を書きます。


とりあえず入手できた写真

の白黒の映像はシャープに緑色が現れている。この緑をベースに他のカラー写真を当てはめ、
写真を拡大したり縮小したり・・・散々格闘した結果出来上がったのがこの図である。


出来上がってからも何度かチェック、矛盾を取り除く等、精度は目標の85%〜90%
まで行けていると自負する。


実際に塗ってみる

使用したのは油性のラッカーペイント。そのままだとドロっとするので、
少しパレットに取ってラッカーうすめ液を逐次混ぜながらペイントしていく。

まずは裸の状態のボディにする。
ブリッジを外したのは、その周辺がちょっと模様が建て込んでいるので、
トレースの際に邪魔にならないようにした。
後で考えると外さなくても良かったかも知れない。
PUはコイル保護と、ガタガタ動いたり飛び出したりしないように固定する
カーボン紙を重ねる。
百均のもので充分。
デザイン画を重ねる。
まずはコントロールパネルとブリッジで位置合わせをする
ボディコーナーが合っているかを外周で何か所かチェックし、
画の曲りを無くす
手が写っていないので判りにくいが、デザイン画をトレースしている。
こういう時に書けなくなったボールペンは重宝する。

なお、もちろんのことだが力の入れ過ぎには注意!
よくやってしまうのが、カーボン紙の裏表逆!
ちょっと書いたら必ず確認しましょう。
散々進んでから気が付くと、かなり大きな打撃を食らうことになります!
一通り書きました。
結構細かいので、気が付いたら1時間くらいかかっていた・・・
ここでピックガードを作成する。
ドラゴンテレはピックガードが特殊サイズで、中のアルミシートが
独特な反射を持つので、必ずPG制作はペアで考えて欲しい
まずはオリジナルを置き、延長部分に厚紙を貼ってテープで固定。

ポイントは、
●コントロールパネルとブリッジの間の延長。
●ブリッジのネック側が意外とギリ
●6弦側もなぜか延長されている。約10o。
これはこのままPG作成用テンプレートとなる。
延長部分はこんな感じだ。

コントロールパネル側はツラ合わせ、
ブリッジ側は2oくらい空いている。

この下のボディ内部にリヤPUのケーブルが通っている。
ここに、アルミシートを置き、そのシートをブリッジやパネルの下に少し
食い込ませてアースを取り、外来ノイズ遮断効果を得る。
で、アルミシートを固定する目的で透明PGを付けた。

と予想する。
なぜ透明PGを選んだかは不明だが、「カッコイイから」
という理由もアリだと思う。
ブリッジはギリで。
意外と、ブリッジ脇のアールが大きい。
6弦側はこんな感じで延長。
この延長は意味不明。
ピックガードもここでテンプレートを作ってみる。
但し、実際にギターに付けてみないと、ギターの寸法バラツキで
どこで干渉するか判らないので、
必ず現物合わせが必須となる
で、透明PGが出来、現物合わせ中。
結構苦労したんだけど、写真を撮り忘れてるので
(一人じゃムリ)いきなり完成している。

透明アクリルで厚さが2oだ。
3PのPGからすると2oって薄いと感じるかもしれないけど、
50年代初期のフェノール紙から作られたPGは
厚みが1.6oしかないので、まあ充分でしょう。
このピックガードに合わせてアルミシート上にトレース。
カット。
ここはケガの危険性が高いので
あくまで自己責任で。
こんな感じです。
このはみ出し部分をブリッジやコントロールパネル
に踏んでもらう。
先に書いたが、この下を通るリヤPUケーブルの
シールドに期待する。
このアルミシートを丁寧にクシャクシャして
複雑な折り目を付ける。
やっぱりケガには注意!
少し表面が曇っているのが判る。
黒ペンキを薄らと塗って、ギラツキを抑える
布に付けてポンポンしてから擦るイメージ。
アルミシートはリヤPUの逃げを作っておかないと、
ブリッジ下に入ってくれない
で、逃がした結果。
ちょっと切りすぎたかw
こんな感じで踏んでもらう。
全体ではこんな感じになる。
なかなか良いクシャクシャ感だ!
これでアルミシートは仕上がり。
次に透明PGを仕上げる。
ここから緑ペンキが透明PGとアルミシート間に入ってしまった
部分を、PGの表面にトレースしておく
これを裏から塗る。
実際にペンキが流れ込んだのはPGの裏なので
当然と言えば当然。
今回は流れ込んだ部分の側面も塗っている。
それが無いと不自然だからだ。
表に返すとこんな感じ。
この後、コンパウンドで下書きを消す。
そうしたら緑を塗り始める。
このデザインは緑が基準になっている様なので、
位置決めの基準にもなる緑を最初に塗る。

地道で地味だ!
と言いつつ楽しかったりするw
ここをいかに丁寧にやるかで全体のクオリティが決まってしまうと思う。
緑が塗り終わったところでPGを組み付ける。
赤を塗った時の側面汚れも自然に付けたいので、
ここでしっかり固定することにした。
赤、オレンジ、青が他に付かない様、
養生しておく。
赤を塗り始めた!
赤完了!かなり終わりに近づいた!
残すはオレンジと青のみ!
ちょっと写真を撮りたくなったので、我慢できずに
養生を外してしまったww
残りは慎重に塗ろう!
内容的にはほとんど変わらないので一気に行くが、
青とオレンジが完了。

これにて、ギターとしてのアッセンブリーをすれば
完成。
それでは完成写真です!