コントロールパネル作成


エディ初期の白黒フランケン時代はストラト調のピックガードを自分で切り出して作っていた。
その仕上がりからすると、多分ジグソーみたいなものでバーっと一気にやったと思われる。
その後赤の重ね塗りをされた当初は白いピックガードがついていた時期もあったが、
基本的に赤白黒フランケンはピックガードレスとなっている。
なので、あえて「コントロールパネル」と表記した。
但し、ボリュームツマミをどう固定するかで何度か変更がされている。

「ピックガード」期を含めた変遷は以下の通り。

@白黒フランケン時代 : 黒い自作でリヤハムのみ。11点留めの樹脂製
A赤白黒初期 : 白いストラト用SSH。但し、Hが傾いているので恐らくエディの加工品
Bギブソン系ジャックプレートのみ : “シャーク”のトグルスイッチ固定用を移植したか?
Cボリューム周辺のみ : ストラト用よりも幅が広いので、フィーリングで自作と思われる
Dストラト用をカット : ストラト用のコントロール周辺だけ切り出したもの=今回の対象

ベースとなるピックガード
下記3点を満たせば、どこにでもあるピックガードで充分である。

●黒3プライ
●11点止め(8点止めはセレクター横のビスが違う)
●SSSのピックアップ構成(SSHはボリュームノブの位置が違う)


11点止めピックガードはセンターピックアップ横のビス位置で2仕様あるが、そこはどうせ切り落とすのでどちらでも良い。
エディの物はノブ3つとも回したときにできる傷が残っているので、新品よりも中古の方が雰囲気が良い。
なお、CTSポットのシャフトは国産よりも太い。ポット用の穴は国産ピックガードを使った場合、φ10mmに拡大する
必要がある。
寸法調査
こちらは形状が複雑なので、
本人のフランケンの写真から
等倍図を作り、
カット用のテンプレートを
作成
 
 
作成
素材の状態、ベースとなるピックガードで、SSHはボリュームノブの位置が違うと
書いたが、実際にここで失敗しているために判った事であった
SSSとSSHではボリュームノブの位置がこの位違う
テンプレートを使ってカット。フロイドローズなのでブリッジ周りも広がる。
SSSとSSHの違うをで端材で穴埋めて補正。
ほとんどTONEノブに隠れるので良しとする。
ボリュームとトーンのシャフト穴は手持ちのCTSポットが入るように拡大して完成。
本人機はディマジオのポットが入っているとの事なので、USA規格の10mmに
拡大した。
余談  
82年頃、パネルの固定位置が変わっている

右が82年、左がそれ以降、写真の固定位置を良く見ると、
セレクターの右、写真で言うと一番上のカドが
ボディのアール部分ではみ出している。
一番下のビス位置を中心に右回転している感じだ。
だから、写真の一番上に当たるビス穴は、82年に固定して
いた位置に、82以降の写真では穴が空いている。
82年固定の残骸である。
逆に、82年写真ではTONEツマミの下のPGビス穴近くに
本来の正しいPGビス穴が空いているのが僅かに見える。