同じシリアルのジョイントプレート


初期の白黒フランケン時代からネックは何度も差し替えられているが、
ネックジョイントプレートはそのまま引き継がれている。

そのプレートに書かれたシリアルNoは“61071”。 


プレートの素材自体はどこにでもあるフェンダー仕様であれば良い。

 
6万番台のシリアルはFenderでは1961年製に当たる。
(61年だから61XXXではなく、52000番あたりから71000番あたりまでが1961年製になる)
THE GUITAR MAN誌89ページにエディ所有のストラトが2本掲載されているが、61年はない。
2本ともジョイントプレートにシリアルがちゃんと入っているので、外されたわけでもなさそう。
一部インタビューで61年製を持っていると言っているが、後年でも所有を明言しており、
GIBSONとFenderは大事にしているという言葉から、この61年から外したとは考えにくい。
結局詳細は不明。

色々なギターをバラして寄せ集める事が得意なのでどこからか手に入れたのであろう。
シリアルNoを刻印する
このシリアル刻印をナンバー用ポンチで行うには、深さや位置をキッチリと揃える事ができない。
つまり、手動では困難である。
加工屋さんを見つけ、NC彫刻機で刻印して頂くことにした。
書体(7の左縦棒が無い事と、1の底線がある事が必須条件)に注意が必要だ。
さすがNC刻印。
この綺麗さは手動では無理だ。
ポンチの再現にはVミゾがいい。
文字を拡大するとこんな仕上がりとなる。