Franky Body

エディのオリジナルボディ


エディのフランケンのオリジナルボディは、Boogie Bodies(後のCharvel)製。$50との事
1975年当時は1ドル290円、単純換算で14,500円。
でも、アメリカ人の1ドル感覚って日本人の100円感覚と一緒だと聞いた事があるので、日本で5,000円の
ボディを買うのと同じ感覚だと思う。かなり安い。

素材はアッシュ。本人は重いと言っていたが、EVHレプリカ製作担当のチップエリス氏は「軽い」と言っていた。

氏は、ストラトと若干形が違うと言っていたが、手持ちの1979年製Fenderストラトの外形をトレースし、エディの写真と
重ね合わせてみた。
確かに「比較すれば」判る違いは散見されるが、単品で見てFender製かCharvel製かを見分けることは困難だろう。
例えばフェンダー製ボディは年代別に微妙に形が違う。6弦側ホーンの太さも年代により変遷している。
「型」の管理、再作成の方法、下請けのバラつき等が原因の様であるが、その事実を知らない人も多数居るだろうし、
その見分けができる方も、ほんの一握りであろう。
要は、Fender系ボディであればフランケン作成に大きな支障は無いと思う。
ボディの仕様

そのFender系ボディを採用する際に注意する点は下記の通りとなる。
●もちろんストラトシェイプ
●エディの証言よりもチップエリスの証言を信じ、ボディはライトアッシュ。
 但し、
(1)シンクロ搭載機の基準でフロイド搭載ボディを重いと言われても、それはボディとしての重さの感想

 ではないので単純には信じられない、
(2)いつもの情報操作の疑いは晴れていないのでエディやチップの話を鵜呑みにできない。
●SSSピックアップレイアウト⇒入手後に加工してSSHにする
●シンクロトレモロ対応⇒赤白黒塗装後にフロイドローズ加工を行う→【注1】
●コンターは浅い70年代仕様(これが意外と高いハードル!)→【注2】
●ネックポケットはfender標準規格
となる。

【注1】
あらかじめフロイドローズトレモロ対応ではない方が良い
エディの場合はブリッジキャビティのネック側面にサスティンブロックを押し付けるように
付けている。だから、最初からフロイド加工されていると位置が違う。
また、今のフロイドローズはボディにアンカーを打ち込むタイプなので、そんな大きな穴があいて
しまうと木ネジスタッドを使用する為には穴埋めから始めなくてはならない。
だからボディの入手状態ではシンクロ仕様の方が都合が良い。
また、エディは最初の白黒時代と赤白黒初期がシンクロで、途中からフロイドを使っている。
だから正しく再現するにはシンクロ仕様からスタートし、しかるべき段階でフロイド加工を
するのが正しい。当然、隠れてしまう部分ではあるがシンクロ用6本穴が空いても良い。
【注2】
今流通しているリプレースメントボディはほとんどが50年代仕様。

50年代はコンターが深い=A部の段が広く取られているので、
リフレクターBの貼るスペースがなくなってしまうから、70年代仕様が良い。
しかしこのボディがなかなか流通していない!
私がフランケンを作り始める時期は、Musikraftのフランケンボディが買える
事を知らず、結局オーダーする事にした。
現在、米国、Musikraft社からフランケンボディおよびフランケンネックが発売されている。

当時のシャーベルボディからの採寸、フランケンレプリカからの採寸をしており、PUざぐり等がはじめからされている。
最短でフランケンボディが得られるので、お勧めしたい。
なお、完全英語サイトなので、ご自身で注文が不安な場合は、このHPトップにあるBBSから、「管理者へメール」
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