過去よりおおよそ木目に沿って剥げているだろうとアタリは付けていた。 そんな時にショックを受けたのがこの写真だ。 コンターの光っている部分で、きっちり木目通りのデコボコが確認できる。 また、元の大きな写真を拡大すると、あきらかに左のシワシワ剥がれに 連動している。 やはり木目による模様だと確信した。 通常のバスウッドでは木目が無いのでは? と私も思っていたが、EVHウルフのバスウッドボディではしっかりと 木目が確認できるし、バスウッドのトラ目も見た事がある。 どうやら、木目も無く安いギターに使われるバスウッドは、成長の速いのを 良いことに乱獲したものだろう。 自然に大きくなるまで成長させてから伐採した物は木目やトラまで出る程の 上質な物になると思われる |
|
まずは上記写真の光る部分を、細いマスキングテープで目印。 そこに爪を立てて木目の基準線を書き入れる。 |
|
木目はもちろん1本線ではない。 この写真では黒くなっているが、実際には書けなくなったボールペンで チマチマチマチマと導管を書き込む。 木の木目は1か所に出来る訳では無い。 従って、写真の奥の方まで木目を書き込んであるのが判るだろうか? そう、裏表でビッシリと書き込んでいる。 とにかく手間のかかる作業だがかけただけの雰囲気は出ると思う |
|
仕上がった様子はこんな感じ。 が、さらに気になる所を細かく補修。 |
|
最終的にはこんな感じだ。 | |
ここに通常通りの塗装をする。 白のウレタンに赤のラッカーと黒のラッカー。 塗りたてはすごくキレイ♪ |
|
地が凸凹しているので、ペーパーやコンパウンドをかけるだけで 同じようなナミナミな剥げが再現できる。 もうちょっと削ろうかな・・・ |
|
改めてエディの実機。 こうやって書くと凄く短い。やる事が単純で地味なせいだと思うが、 ここはしっかりと時間をかけてみたいところだと思う |